ヴァレンタインコンサート
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Noriko Yakushiji
昨日、ヴァレンタインは大泉学園の教会でヴァイオリンとピアノとヴァレンタインコンサートでした :)
私は
バッハ あなたがそばにいたら
シューベルト 鱒, Ave Maria
サティ Je te veux
の4曲を歌わせていただきました。
ベルギーとフランス、とフランス語圏に4年留学していたのもあり、今やフランス語のイメージが強い私ですが、 日本の大学時代は取りつかれたようにドイツ語に夢中でした。
ゲーテの魅力に取りつかれ、ドイツ人のシュタイン先生のドイツ語文法、ドイツ語会話、とドイツと名のつく授業は片っ端から履修、さらにドイツリートの歌詞を読み解いていくドイツリート歌詞演習という授業は二年生の時に単位を取得したにも関わらず、卒業するまで毎年参加。「今年もいるのか」と先生に驚かれるほどでした。
思えば、シェーンベルクの月に憑かれたピエロも、この授業で初めにテキストに触れたのでした。本当に面白かった!
この大学時代の経験から、シューベルトの歌曲というのは自分の中では重要なレパートリーであり、今までもアントワープ・ブリュッセルでのリサイタルなど、ちょくちょくプログラムに入れているのであります。
昨日は2年ぶりにシューベルトを人前で歌うことが出来て、うれしかった。
そして最後、サティの超有名曲、Je te veux
やっぱり自分はフランス語を話す人間なのだと実感します。
言葉が自分の心から出てくる感じがします。(すべての歌がそうでなければならない、と思うのですが。)
こういう歌曲のレパートリーをもっと大切にしよう、と、昨日のコンサートでは気づかせてもらいました。
これから3月のVox humana、5月の芸大プロジェクト、サティ「ソクラテス」など素晴らしいコンサートが控えています! またお知らせします。